ウィザード298Lデッキ製作 思い出

みんな大好きアルミボート!

陸っぱり、レンタル、マイボートとバス釣りといっても様々なスタイルがありますよね。この記事では私が初めてフルデッキのマイボートを手に入れた時の様子を紹介します。アルミボートの購入を検討している人や、すでに所有しているけど他の人のボートが気になる人の参考になるはず!それではいってみましょうチェケダァアアウ!!!

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目覚め。初めてのフルデッキボート

もともとハンドメイドプラグ(手作りでひとつひとつ丁寧に作られたウッド製ルアー)でのトップウォーターオンリーで釣りをしていた私は、ある日ダムで出会った緑のボートに乗ったバサーに言われました。

その位置からだと水の中見えないっすよね?
立って釣りするとめちゃくちゃよく見えますYO!!

へぇー

その瞬間はそんなに気にしなかった。

ですがめちゃくちゃバスを釣る彼と仲良くなり色々話を聞いていく中でだんだんその景色が気になって来て試さずにはいられなくなり、ついにトーナメントスタイルの釣りの世界に飛び込んでみることにしました!!

デッキとは

15mmの厚さでホームセンターで売られているベニヤの合板(コンパネ)にカーペットを貼り付けたパネルをボートに組んだフレームの上に乗せて、浮力体の段差をなくしボートの上を真っ平らなお座敷に変える人類史上とてもニッチな発明です!w

主にバウデッキ。エレキマウント(推進器の台座)を取り付けるのに使います。

フロントデッキ。自分がボートの上で立つことのできる一番前のデッキ。

センターデッキ。アルミボートは浮力と強度を持たせるために船内前後に横に通った浮力のあるフレームがあり、この間をつなぐデッキの事。フラットにしたい人は浮力体に高さを合わせ、ボートのリアに船外機(エンジン)を取り付ける人は移動中足をおろしてリアの浮力体に腰掛けられる様にセンターデッキを低く作る人もいます。下の写真の様なイメージ。

↓フラットデッキ。段差無く歩ける!昼寝できる!広々!

↓ローデッキ 船外機で高速移動する時浮力体に腰掛けて足を投げ出せる。これフラットだと足のやり場なくて困る。重心高くなると危ないので安定。

リアデッキ。その名の通り一番後ろのデッキですね。

これは私が譲り受けた後フラットデッキ化した完成写真です。

当時運良く売却を検討しているオーナーと知り合うことができ、中古艇で譲り受けたWP298Lというボート。手に入れた時はバウデッキを作り直す必要があり、センターデッキはない状態でした。

自分の思い通りのボートにしあげてやる!腕がなるぜ!!

こんなこと言ってますが実際はスーパー素人な私はめっちゃ困ってダムで知り合った緑のボートのスーパーバサーや友人に協力を願い、アドヴァイス受けまくって以下の作業を行いました。

工具貸してあげますよー

このデッキをこうしてこのまま使ったらいいっすよ!エレキ要ります?

ありがたや!神様みたいや!

デッキ作成しボートを加工した!

採寸。デッキ作成

まずはボートにはめ込むデッキ作成のためサイズを測ります。ここでキモになるのがカーペットの厚みです。コンパネをカットしてもその上に貼るカーペット。これがなかなかに分厚い!カーペットの厚みも考えて少しブカブカぐらいのサイズでコンパネをカットしないといけません。

コンパネをカットしたらカーペットをのりで貼り付けます。ボンドだけでは雨などで濡れて剥がれてしまうので、タッカーという武器?を使ってホチキスで止める様にバチンバチンとボンド接着したカーペットをコンパネに打ち付けていきます。

フレーム作り。L字アングル購入し加工

デッキを作ってもそのままボートに乗せられるわけではありません。人がその上に立つわけなので、浮力体やボートのガンネルにデッキを支えるフレームとしてL字アングルを取り付けていきます。

リセストレイ穴あけ

フットコンエレキをオフセット化(ペダルを一段低い場所に設置することでデッキとの段差を無くしペダル操作時にふらつきと体の負担を抑える)してあるボートを買いましたが、どうもケーブルが邪魔くさい。トレイに穴を開けデッキの下に通すことによってスッキリさせることにしました!

今回使った便利な工具たち

ちなみに作業には工具が必要です。

今回使った工具はこんな感じ!

推進力。エレキフットコンとは

立って釣りをする=立って操船をする。ボートのフロントに取り付けてバッテリーで駆動する推進器です。コントロールペダルを足元に置いて足で操作するので、釣りをしながら操船ができます!これも電気を発明した人類が辿り着いた、至高の発明です!w

私はこの仕組みがよくわからなかったのですがペダルの横についているダイヤルが推進力の強さの調整。スイッチを踏むとダイヤルにセットされている強さでプロペラが回ります。ペダルを前に倒すとプロペラが左を向き右に変針。ペダルを手前に踏んで起こすとその逆で、慣れると足元を見ないでも釣りをしながら船を操縦できるという優れもの。

バイクのスロットルの様にハンドルに手をかけ向きを変えたりアクセルワークを行うハンドコンとは違って、

船の操縦をしているのに両手が自由に使えるというのはめちゃくちゃ効率が良いです!!

便利なアンダーソンコネクター

エレキはその名の通り電気が必要です。ディープサイクルバッテリーという何度も充電して使えるバッテリーに接続し動かすのですが、これをつなぐたんびにピッ!ピッ!と火花が飛び小さくショートします。蝶ネジをくるくるして取り外しケーブル端子を乗せた後蝶ネジを締めなおすという動作が面倒で締め込みが甘いとトラブルの元なんですがアンダーソンコネクターはこれをワンタッチで行える優れものです!

フラットデッキのパントで釣りをする

実際1年ほど所有したこのボート。大規模リザーバーに激流河川に軽自動車にカートップしていろんなところにでかけました。

良いところ

  • 視野が高くなり、水の中丸見え!!
  • 飽きたら大の字で昼寝できる!
  • クーラーBOX、バッカンなど荷物たくさん乗る!
  • 積載できるタックルが多く持ち替える事でルアーチェンジが早い
  • シャローにギリギリまで入れる
  • 釣りしながら移動できる

こんなところでしょうか!

タックルをたくさん積み込み状況にあわせて取っ替え引っ替え持ち替えてマシンガンキャストするのめっちゃ憧れていたので嬉しかったなぁ。ルアー1つにつき1本の専用タックル欲しくなってどんどんタックルが増えていきましたw釣りをしながら移動できるのも本当に最高。クランクやスピナーベイトを巻きながら景色が変わってくので、なんて効率が良いんだと感動したのも覚えています。

悪いところ

  • 変な動きするとフラフラして危ない
  • 準備と片付けが大変
  • デッキやドーリーの固定ネジなど忘れ物ないかチェック項目が多い
  • 二人乗りも可能だが同乗者の動きにも注意が必要
  • デッキが雨に濡れるとめちゃ重いし放置するとカビるし臭う
  • こだわり始めるとキリがない

やはり立って釣りをする以上重心が高くなればふらつきます。自分は一回もひっくり返った事ないですが、フットコンエレキを中距離移動で70くらいのパワーにしたまま釣りを開始し微調整の為に踏んだらドゴォっと船が動いてひやっとしたことがありました(初心者に有りがち?らしく移動終わったらペダルのパワーを下げましょう)。カートップの運送は準備釣りの度に1からボートを組み立て、釣りが終わったらバラすといった作業があるのでこれがまぁまぁ大変。釣りをする前にはぁはぁしますし終わった後の片付け、雨の日なんかめっちゃ憂鬱でした。。。

まとめ

デメリットに勝るメリットがある!と私は思います!

なによりテレビで見るバスプロみたいにタックルをたくさん積み込み、持ち替えてバシバシキャストするあの感じ!最高です!マイボート購入で悩んでいる方はぜひ購入をお勧めします!自分は釣りの幅が広がり、新しい世界がひらけた気がしました。知らない世界を知って、そこで出会う仲間が増えて、釣りがもっと面白くなりましたよ!

さよならウィザード298L

ボート乗り換えにつき実際の所有は約1年間でした。大きなリザーバーでの釣りにステップアップする為に免許不要艇カートップから、船舶免許を取得し12ftVハル船外機付きのトレーラー運搬に乗り換えました!1年間連れ添ったWP-298Lはタイミングよく素敵な新オーナーさんにお譲りすることができました。売却検討してからすぐ複数件のお問い合わせがあり、1週間ほどで買い手がつきましたので手軽さが故にリセールが良いのも免許不要艇の良さですね!

今はニューボートの納艇待ちです!!

めっちゃ楽しみ!

またご報告しますねそれではまたー!!

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